日勤常勤看護師ケイコの日記

夜勤のメリット

前回の記事につづき、今回も夜勤のお話です。

夜勤はきついだけの勤務なのでしょうか?

まず夜勤のメリットとしては、日中の時間が有効に使えることです。

私が物書きの仕事と看護師の仕事を両立できるのも、まさにこの日中の時間を使える強みがあるからです。

また、夜勤専従で働いている看護師には夜勤手当のために、日勤と比べて一ヶ月に半分程度勤務するだけで同じ程度の収入が得られるという場合もあります。

夜勤専従ではパート扱いになるなど社会保険やボーナスの面で不利な場合もありますが、トータルではメリットが有るという場合もあるのです。

また、給与面だけでなくたとえば学校に通えたり、働くこと以外に時間を使えたりということもあります。

看護師は学ぶ意欲が高い人が多く、大学に通いたいと考える人は多いようです。

業務の関係で広く勉強する必要があるということはもちろんですが、いつも病院で病気の人ばかりを相手にしているということもあり、健康な人たちと交流したい、出会いたいという気持ちもあるのです。

こんないくつかの理由から、働きながら大学で学びたいという看護師は増える傾向にあり、社会人入試を行っている二部の大学では看護師が多く学んでいるという話も聞きます。

二部の大学であれば、日勤の看護師でも通学は可能です。

日勤の後に夜学に通っているという看護師は確かに私の周りにも何名かいますし、逆に夕方学校に出てからその後病院で夜勤をして朝かえって寝るという生活をしている看護師もいます。

これには経済的な理由もあるでしょうし、基本給が安い看護師の場合は夜勤をしないと収入が足りないという事情もあるでしょう。
その点、夜勤専従であれば、はるかに高収入ですし、勉強に当てる時間も多く取れます。

少ない労働時間で効率よく高収入をえるには夜勤専従というのは魅力的な働き方とも言えるでしょう。
また、夜勤専従で働きながら昼間の大学に通うという看護師もいます。

朝から夕方まで学校で勉強し、夕方仮眠を取ってから夜勤をこなすというタフな看護師もいるそうです。

夜勤だと少ない勤務日数でも効率よく稼げて勉強もできるとなれば、日勤がいいのか夜勤がいいのかは迷うところかもしれませんね。

学校と仕事を両立させる場合はなんと言っても体力勝負といったところがありますし、体を壊してしまってはいけません。このあたりは自分の体力との相談といってもいいでしょうね。

また、昼間に子育ての時間をとれるといって夜勤のメリットを上げる方もいます。

そんな方の書いた子育てブログをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

育児子育て日記

2014年11月24日|

夜勤という働き方

看護師の仕事はきつい、汚い、いわゆる3Kな仕事と思われているようですが、その一番の理由は、夜勤があるからでしょう。

看護師問題というとすぐにこの夜勤が取り上げられますが、だからといってやめるわけにはいかないのが夜勤です。

病院では、24時間体制で誰かが患者さんをみなければならないですし、夜勤は看護師の宿命といってもいいものです。

三交代、二交代、当直制といろいろシステムはありますが、誰かが眠らずに起きていて病棟を守らなくてはならないことに変わりはありません。

看護師の夜勤が話題になっている割には、夜勤というものについてきちんと基本的なことから理解されているようには感じられないですね。

夜中にナースコールで患者さんから呼ばれて行くと、「起こしちゃってごめんなさい」という患者さんがいますが、これは誤解です。

交代で仮眠を取るようにはなっていますが、看護師は基本的に誰かが必ず起きています。

こうした誤解があるにせよ、看護師というとすぐ、「夜勤が一番大変なのでしょう」と言われるのですが、実は違います。

もちろん、夜起きているだけでもつらいという看護師もいますが、多くの看護師がきついと感じるのは、交代勤務の中で、勤務と勤務の間隔が狭くなり、疲労がどんどん蓄積していくようなケースです。

たとえば、準夜勤(たいてい16時から0時ごろまで)の翌日の日勤(たいてい8時から17時ころまで)や、日勤の翌日の夜勤(0時から9時まで)といった場合、勤務と勤務の間隔が8時間、あるいは7時間となるため、疲労が回復しないまま次の勤務に入るということになります。

三交代といっても、病院によって交代時間は少しずつ違いがありますが、この二つの組み合わせはどこもきついようです。

こうしたきつさを解消するため、勤務の組み合わせについて、いろいろ研究されています。

アメリカの病院では日中のスタッフと夜間のスタッフがそっくり入れ替わるところも多いとのことです。

それぞれを専業にすることで、交代勤務自体を廃止する手もあるわけです。

とはいっても、この方法に問題がないわけではありませんし、日中の看護師は夜の患者さんの状態がわからず、夜の看護師は日中の患者さんの状態がわからないというのは患者さんには不安でしょう。

しかし、それも引継ぎの方法いかんによっては克服できる問題かもしれません。

完全に分業にしなくても、日本でも夜勤専従の看護師を採用する病院は増えつつあります。

家庭を持っている看護師の多くが、日勤専門の勤務を希望し、夜勤を避けたがる反面、夜勤を専門にしたい看護師もいるのです。

この事実はあまり知られていませんが、私自身、夜勤を多くつけてもらっているのでその気持ちはよくわかります。

2014年11月24日|

引継ぎの話

私は基本的に引継ぎが苦手です。

特に夜勤では日勤者に引き継ぐ時に8年目となる今でもすごく緊張します。

自分で記録用紙に記録した内容をまとめて話せばいいだけなのですが、最初に何から言えばいいか迷ってしまいます。

出だしで使えてしまって頭が真っ白になってしまうこともよくありますし、言葉が出なくなり、その後は何を発したのかさえ記憶が飛んでしまうこともあります。

また、勤務が終わって帰宅後に引継ぎを忘れたことに気がつき、病棟に電話をしてしまうということもありますが、これは電話をとる手間をかけてしまうので、なるべく気をつけるようにはしています。

まったく病院から帰っても仕事のことが頭から離れないなんてよくないのですが、こうしたことが看護師のストレスをためてしまうのかもしれません。

後輩看護師に引き継がれていく逸話というのもたくさんありますが、泣かされた患者さん、先輩、医師、そんなチョット愚痴めいた話から、繰り返したくない自分の失敗、後悔など別に教育的な配慮から話すわけではありませんが、改まった指導以上にこうした休憩室での引継ぎは効果があるようです。

私がよくするのは、患者さんに言い返してしまった話ですが、看護婦は結局のところ真面目なんだろうけど、それをいいように利用してわがままばかり言う患者さんもいるのです。

そんな時のやりきれなさはたまらないものがありますし、だからこそ患者さんは弱くて私たちが守ってあげなくてはいけないという使命感に燃えて現場に出てきた新人看護師ほど理想と現実のギャップに苦しんで、やがて患者さんが好きになれなくなったという悲しい本音と闘いながら、結局は職場を去っていくという繰り返しを続けるケースが多いのです。

こんな繰り返しを絶つにはやっぱり看護師も、きちんと意思表示をすることが大切です。

患者さんをかわいそうな存在と見て言うなりになるだけでは、専門職としてはあまりに情けない話です。

相手の人格を認めればこそ、お互い人間として言いたいことだってあるのですし、これが私の患者さんへの向き合い方の基本です。

もちろんこのやり方がすべて正しいとは思いませんが、ただ、理想と現実の中でうまく折り合ってやっていくにはこういう方法もあるよということを伝えておきたいのです。

看護師の世界は女の職場ということで、ドロドロした人間関係に思われがちです。

でもそれこそ誤った理解のされ方ですし、後輩が少しでもプレッシャーを感じずにイキイキと働けるようにみんな気を使いあって働いていると思うのです。

裏の引継ぎにしても、それぞれに受けを狙って腑に気明るくしようとしているのですし、自分の芽3から見ると、いかにも仕事ができる先輩が、昔は自分と似たようなことやっていたってわかると、やっぱりホッとするものです。

2014年11月24日|

10年目にして思うこと

看護師の仕事には療養上の世話と診療の補助の二つがあり、点滴注射に関する業務は診療の補助の筆頭と言ってもいいでしょう。

看護師というと注射をする人というイメージを持っている方が多いようですが静脈注射は点滴も含めて基本的には医師の指示に従って行いますが、準備や片付けは看護師が行うことになっています。

法的には静脈注射を看護師が行っても問題はありませんが、静脈注射は事故が起きた場合のリスクが高く、どこの病院も看護師にそこまでのリスクを負わせないために、医師の指示の下に行われているのが実情です。

静脈に針を刺すという行為は医師と看護師のほかに臨床検査技師にも認められていますが臨床検査技師は採決をするだけで薬液を注入することは認められていません。

ところがこの注射というのは患者さんからすればもっとも上手い下手を感じられる行為なのです。

つまりうまい人にあたれば痛みも少なく、下手な人にあたれば痛く、場合によっては青あざが残ったり晴れてしまうといったケースもあるのです。

ではこの注射が一番うまいのが医師かというと決してそんなことはなく、医師の中にも注射が下手という人が少なからずいるのです。

私の勤務する病院では曜日ごとに若い医師が点滴当番として、患者さんに点滴を刺して回ります。

私たち看護師がその医師の介助について針をテープで止めたりしていくのです。

子の介助には若手の看護師がつくこともあったり、5・6年目の中堅看護師がつくこともあり、そんな時には若い医師たちはとても緊張していながらもしかも医師としてのプライドもあったりで、脇から見ていてほほえましく思えてしまったりするものです。

看護師になりたてのころは、医師はある意味雲の上の存在みたいに思ったものですが、私のように10年目ともなれば、年下の医師も多くなり、私が教えることも多くなるほどです。

こんな私も看護師になりたての頃は医師に叱られたり、先輩看護師にいろいろキツイことを言われたりで看護師をやめようかと思ったことも1度や2度ではありません。

また看護師転職は人間関係が原因であるケースも多いと聞きますが、私の場合は人間関係に悩んだ頃が最近では遠い昔に思えるくらいにまでなってしまいました。

2014年2月16日|

原因にばかりとらわれない

先日、患者さんからこんなことを言われました。

なぜうつ病になったのかなあ。それまではちゃんと会社にも行けていたし、調子が悪くなるとすぐにこの病院にかかって、先生の言う通りきちんと薬も飲んでいたんです。

それなのにやっぱり躁とうつの波が大きくて、会社も欠勤が多くなっちゃって。

40代も半ばになってもうこれは完全に窓際族だね。

ねえ、なんで僕だけがこんな目にあうんだろう。

来る看護師、来る看護師にこう嘆く彼は、この十数年、年に1回の割合で入院してくるいわば「常連さん」です。

経過はまさに彼の言う通りで返す言葉もありません。

しかし、彼の状況に同情する一方で、私などは「気持ちはわかるけど、そろそろ現状をしっかりと見つめて答えの出ない問答を繰り返すのはやめにしたら?」と思ってしまします。

それは病気の理由探しをすることが、彼の回復にとって何ら助けにならないと思うからです。

病気になることやその経過には医学的に探究していけばそれこそさまざまな要因が重なり合っていて、特に彼のような精神疾患の場合、さらに複雑であるために、患者さんがその原因探しに躍起になることが多いようです。

原因がわかればそれをたたけばよくなるのではないか?そんな希望が捨てられないのだろうと思います。

しかし、実際のところ、それは多くの場合幻想にすぎず、例えば、がんであれば、がんを引き起こす物質、発がん物質や体の細胞ががん化するメカニズムがわかったところで、いちど進行した状態で見つかってもすでに手遅れといったケースも多いのです。

予防の段階と、すでに発病してしまった場合では原因を追究してみても、対応策にはおおきな違いがあるということです。

また、同じ病気であっても、人によって経過の違いはどうしても出てきます。

同じ薬を投与しても効果は違ってきますし、薬の飲み方にしても各人それぞれで完全に病気を治すことができるとは言えないわけです。

これから時代が進んで医学が進歩しても、病気とその治療については「運任せ」と言う部分が多かれ少なかれあるのは事実です。

病気になると病気になったという事実にのみとらわれて、生きることの意味を見失ってしまう方もいるのはとても残念です。

患者さんのこの「病気の理由探し」はたしかに無理からぬことと思えますが、あまりここにこだわりすぎるとかえって回復にも影響してしまうと考えているのです。

2014年1月 8日|

看護師って3K?

入院したことのない方には看護師の仕事ってなかなかイメージがわきにくいと思いますが、基本的に健康で、ちょっとした風や腹痛とか軽いけがで町のクリニックにかかる程度という人には看護婦さんといえば、注射をしたり診察に当たる医師のサポートをしたり、薬をくれる人くらいの感じでしかないのでしょう。

でも実際には看護師の仕事は結構いろいろあるんです。

看護師法によれば看護師の仕事は療養上の世話と診療の補助業務に分かれます。

療養上の世話とは身の回りのことが自分でできない患者さんのお世話をすることですし、病室の環境を整えて、療養にふさわしい環境を作り、食事や着替えの際の介助やトイレ、その他さまざまなことのお手伝いをすることです。

また診療の補助とは医師の指示に従って注射をしたり、処置の介助をすることです。

これらは看護師の仕事に変わりはないのですが、看護師本来の仕事と言えばやはり療養上の世話の方であり、ここが看護師自身の腕の見せ所と考える看護師が多いのも事実です。

100人の看護師がいれば100通りの療養上の世話があるといってもよく、看護師の個性と患者さんの個性もありますし、相性といったものもそれはやはり人間同士ですからあるものです。

ただ、多くの方にとっては看護師の仕事と言えばいわゆる3K、キツイ、キタナイ、キケン、でしょうか?

夜勤があり、残業もあり、また命のせめぎあいの現場で働いていればそれはキツイと思えるかもしれません。

でも実際の現場で働く看護師にはキツイ!と思う場面でも意外にそうでもなく、そんなきつい思いを吹き飛ばしてしまうような感動の場面もあるものなんです。

2013年12月24日|

患者さんの表と裏を見逃さない

この話をするのは私自身すごくつらいのですが、患者さんがときおり見せる表と裏には本当に困ります。

相手が医師だとペコペコして、看護師だとまるで召使いか何かのように横柄な態度をとる方がいるのです。

看護師も人間ですからやはりこういう患者さんにはできるだけ担当したくないと考えるものです。

先日もこんなことがあったのです。

消化器内科に入院している75歳の男性患者さんが臀部に腫瘍ができたので皮膚科を受診することとなりました。

この患者さん認知症も進んでいることもあるのですが、いわゆる下ネタで看護師を困らせては自分では楽しむという変な癖があって、看護師の間でもブラックリスト入りしている患者さんです。

そしてなぜか私がこの患者さんの担当となってしまったのです。

そして皮膚科の女性医師の前まで連れていき、医師の「はい、ではズボンを脱いで横になってください」の言葉に彼は「下腹部が小さくてすみましぇ?ん」と大声で叫ぶのです。

いつも看護師にはもっとダイレクトな男性器の呼称を叫ぶのに、医師の前では「下腹部」というのです。

一般の方は男性自身をストレートに呼ぶのか下腹部と呼ぶのかにただ表面的な言葉の違いを認識するだけでしょうけれども、私たちは発せられる言葉の意識、どんな意識と思いがあって患者さんがその言葉を発するのかということまで考えています。

言葉は使う人の意識の表れなのです。

ですから使われた言葉以上にそのことばを選んで発せられた意識を重視します。

この患者さんは認知症であるということを考慮する必要はありますが、医師の前ではなぜ「下腹部」という言葉を選ぶのか?

これを見逃してはなりません。

つまり医師の前では自分をさらけ出さずに、看護師の前ではさらけ出しているとも考えられます。

2013年11月30日|

夫の協力あってこそ

「看護師って結構お給料いいんでしょ?いくらくらいもらってるの?」

なんてよく聞かれるのですが、仕事の内容を考えれば、もっともらっていいと思っています。

要するにこの仕事の密度、内容であればもう2割り増しして欲しいというのが正直な気持ちなんです。

夜勤もこなして、4週8休ですがやっぱり体は結構キツイです。

ウチの場合ダンナがかなり家事を手伝ってくれるので助かっていますけれども。

ダンナは料理が得意で掃除も決してキライではないのです。

私なんかよりもずっと料理が得意ですから子供たちも「パパのカレーのほうが100倍おいしい!」なんていうんですからもうイヤになります。

お弁当まで作ってくれるうちのダンナにホンと感謝してますし、私としてもイイのを見つけたなってつくづく思うんです。

同じ職場の先輩にも「あなたのとこのダンナみたいなのがいてくれると私もずっとラクだし、離婚することもなかったのに」なんていうんです。

彼女の場合、元夫は仕事もかなり忙しくて夜は終電で朝も6:00ころに出勤で、土日もどちらかは仕事に行くなんていうモーレツサラリーマンだったらしく、ほとんど顔を合わせることがなくて何のために結婚したのかわからなくなっちゃったのが離婚原因だそうです。

ウチのダンナは自宅を事務所にしている自営業ですからやっぱりそこが恵まれているなって思いますね。

ダンナは朝は5:00には起きて軽くジョギングしてシャワーを浴びてから朝食の準備です。

私は7:00まで寝させてもらってます。

もちろん夕食の支度、食材の買出し、子供をお風呂に入れて18:00夕食です。

子供を21:00に寝かしつけてくれるというわけです。

夫婦がゆっくり会話が出来るのは朝の出勤前ということになります。

性格的には私はわりとズケズケものを言うタイプで彼もチョッとかわいそうかななんてたまに思うのですけど、彼は本当に穏やかな人ですからまず声を荒げることなんてないし、だから私たちってうまくいってるのかななんて思うのです。

つまり、看護師の仕事をバリバリやっている人、夜勤も1ヶ月に5・6回以上こなしている人で、都市部の私と同じ35歳くらいで子供もいるという人、まさに看護師としての働き盛りの人ってだいたい600万くらいはもらっていると思うのですが、そんな人はダンナがとっても協力的なはずです。

でなければ、とても看護師の仕事は出来ないと思いますね。

最新情報